薬剤師にも求められるコミュニケーション能力

薬学は6年制で、4回生になると実習に出るため、国家試験を受けて合格する必要があります。なぜなら、国家資格がないと実習を受けることが出来ないからです。そのため、薬学部の学生にとっては、薬剤師としてデビューできるかどうかは国家試験をスムーズにパスできるかどうかにかかっているといえるでしょう。

ちなみに私が聞いた話では、薬剤師の試験には接客に関するテストもあるそうです。具体的には、顧客から聞き出す情報や顧客に与える情報についてで、試験はいかに分かりやすく情報交換が出来るかどうかといったところに重点が置かれているといいます。薬剤師や検査技師、理学療法士などは、昔はそれほどコミュニケーション能力を求められていなかったようですが今は違います。今までかかった病気についてやアレルギー、副作用、日常で気になることなど、多くのことを顧客から聞きださなくてはなりません。

薬剤師の仕事は、顧客が持ち込む処方箋に沿って薬を準備しなければなりませんが、薬は服用する量や他の薬との飲み併せ、体調によって副作用を起こすこともあるので、顧客から病名であったり、既往症の無、普段の体調などといったことをリサーチすることは、安全に薬を提供する上で大切なのです。ですから、出来るだけたくさんの情報を顧客から得ることと、薬に関する正しい情報を伝えることは、薬剤師に求められる重要なスキルなのです。今回は久しぶりの更新なので真面目に書いてみましたが、このことからも薬剤師は頭のいい人に向いている仕事だと私は思っています。